スラッシュアックスをこよなく愛するハンター、あくすらです。
今回はモンハンワールドで目立っていたスラアク、パワースマッシャーについてのお話です。
ワールドをリアルタイムで遊んでいた人はみんなお世話になったんじゃないでしょうか?
見た目は地味なこのスラアクがなぜ「最優」とまで言われたのか…その理由を語り尽くします。
パワースマッシャーとは
パワースマッシャーはスラアクでは定番のボーンアックスのモンハンワールドでの進化先です。
(ちなみにワールド時点での最終強化の正式名称はパワースマッシャーⅡです。)
いわゆる骨武器ですね。
いつものモンハンならほとんど気にも留めないであろうこの武器を今回わざわざ取り上げた理由は…
この武器実はワールドで最強スラアクの一つだったんです。
えっ、これただの骨武器でしょ…?と思うでしょうがマジです。
まずはカタログスペックですが、
・会心10%
・そこそこの青ゲージ
・ビンは滅龍ビン420、龍封力(中)
・スロット③
ワールド未プレイの方にわかりやすく説明すると、これだけだと滅龍ビンの属性値が高い以外はわりと普通の性能です。
このまま他のモンハンに出ても大して強いとも言われない性能…しかしワールドでは違いました。
ワールドのシステムに愛されたパワースマッシャー
一見すると平凡そうなパワースマッシャーがなぜ強かったのか、それはワールド独自のシステムと色々と噛み合いすぎてたからです。
理由はいっぱいあるので、一つずつ見ていきましょう。
無属性強化
パワースマッシャーを強武器たらしめてる最大の原因はコレ、無属性強化というスキルです。
これは無属性武器の武器倍率を1.1倍するという強力なもの。
これだけの倍率にも関わらず最大レベルが1で装飾品のレアが②のため、簡単に発動可能。
(装飾品ガチャで引く必要はありますが)
でもパワースマッシャーは龍属性武器だし関係ないだろ?
パワースマッシャーは無属性武器です!
滅龍ビンで剣モードの時のみ属性が付与されますが、無属性武器扱いになってるんです…。
なので普通だった攻撃力665が無属性強化一つで731という高い水準になるという…。
このスキルのせいでワールドは無属性武器が天下を取ってました。
そのせいかアイスボーンでは倍率が1.05倍に下げられたうえに、最終武器に無属性武器そのものがほとんど無いという結果になってしまいましたが…。
カスタム強化
モンハンワールドではカスタム強化というシステムがあり、これは最終強化した武器をカスタムして能力を強化できるというもの。
カスタム強化は最終武器のレア度に応じてカスタム回数が変わるという仕様がありました。
最高のレア8なら1回だけ、レア7なら2回、レア6なら3回…といった感じ。
ここまで言ったら察しがつくと思いますが、パワースマッシャーはレア6です。
カスタム強化の選択はどの武器も1つは強力な回復カスタム(サンブレイクでいうと血気の部位破壊の制限無し版)を選ぶのが定番です。
パワースマッシャーはそこから更に2回も攻撃力や会心率を強化可能。
スラアクの他の最終武器候補は大体レア8だったので、ここでも差がつきました。
滅龍ビン
昔からモンハンをやってるハンターからすると滅龍ビンに強いイメージなんてないと思いますが、ワールドでは違いました。
スラアクの覚醒ゲージの溜まる速さはビンによって違い、滅龍ビンは最速。
高出力状態のビン追撃のダメージはスラアクの火力の大きな部分を占めます。
サンブレイクでは属性充填カウンターで高出力時間を更新することができますが、ワールドにはそんなものありません。
つまり必ず高出力状態が切れる時間が存在するということ。
滅龍ビンには強撃ビンのような強力な物理倍率はないですが、すぐさま高出力になることで火力の差を縮めることができるということです。
ワールドは古龍祭りだった
ワールドはひたすら古龍と戦うゲームだったのもパワースマッシャーにとって有利でした。
ワールドはストーリーからして古龍を追うという話ですし、エンドコンテンツもひたすら古龍の強化個体の歴戦モンスターを狩りまくるというものでした。
しかもDLCの追加モンスターも古龍ばかり。
(イビルジョーは古龍とは違いますが、龍属性がよく効くモンスター)
高い龍属性値を持つパワースマッシャーが刺さるモンスターが多かったのです。
さらにFFコラボで戦えるベヒーモスにも龍属性が効くのも大きなポイント。
このベヒーモスの強化個体、極ベヒーモスはモンハン史上でも屈指の強さのモンスターだったため、使いやすく高い性能を持つパワースマッシャーはほんとに頼りになりました。
パワースマッシャーの致命的な弱み
ワールドにおいて万能ともいえるパワースマッシャーですが、残念ながら唯一にして最大の欠点があります…それは…
見た目
完全に骨です。
強化しても見た目は初期と全然変わらず、最強武器っぽい威厳はまるでない…。
同じ骨武器でもパワーブロウニーとかはかっこいいからあんな感じならよかったんですけどね。
まぁでも高出力状態だと滅龍ビン独特の赤いエフェクトでかっこよく見えるからあんまり気にならない…かも。
まとめ
パワースマッシャーはワールドのシステムと色々と噛み合いすぎてて、モンハン史上最も輝いてた滅龍ビンスラアクだったと言えるでしょう。
アイスボーン、ライズ、サンブレイクでも覚醒ゲージの溜まりの早さから滅龍ビンスラアクはそこそこ便利ですが、最終装備とはとても呼べるような性能じゃないです…。
モンハン次回作での滅龍ビンスラアクの復権を祈っておきます。