スラッシュアックスをこよなく愛するハンター、あくすらです。
今回は零距離解放突きの解説です。
零距離解放突きは現在のスラアクを象徴する技の一つと言っても過言ではないでしょう。
適当に使っても強いですが、仕様を理解することでより強く使うことができるので、この記事でしっかり学んでいきましょう!
零距離解放突きとは?
零距離解放突きとは、ワールドから追加された属性解放突きの派生技です。
高出力状態時のみ属性解放突きが零距離解放突きに変化して、剣で突き刺したあと、モンスターに張り付いて属性解放突きを叩き込みます。
属性解放突きはモーションが長すぎて使いどころが少ないという欠点を、モンスターに貼り付くという形で解決したわけですね。
とは言ってもワールド初期のころはそれほど強くなかったのですが、アップデートを繰り返したことで非常に強力な技へと変貌しました。
零距離解放突きはモンスターに張り付くことで、本来は回避などをしてる時間を強引に攻撃のターンに出来てしまう技です。
そのため、しばしばこの技はゴリ押しと受け取られてしまい、パンパンゼミのような蔑称を生み出してしまったという側面もあります。
使ってる側としては、結構状況を選んで使ってるんですけどね…
相手によってはひたすら貼り付きまくったほうが強いからなんとも言えないところだな
技の詳細に関しては作品によってかなり変わってますので、次の項目で詳しく解説します。
ワールドにおける零距離解放突き
まずは零距離解放突きが初登場したワールドからです。
初期の零距離解放突きは…正直あんまり強くありませんでした。
強引に攻撃できるとはいえ、狙った部位に刺すのが難しいというのが一点。
もう一つはアーマーなどの耐性が一切なかったため、咆哮されるだけで剥がされてしまうところです。
もっともワールドにはハイパーアーマーが付与される不動の装衣があったので、それを使えば良かったのですが、長いクールタイムがあり常時使えるわけではありません。
しかしその後のアップデートでモーション値の上昇と、使用時のみ耳栓レベル4が付与される効果が追加されたので大幅に使用感が向上しました。
この耳栓は通常スキルと重複するので、あとレベル1追加すれば零距離中のみ特大咆哮にも耐えられるように。
これから先定番となるモンスターの起き上がりに零距離を重ねる基本ムーブがここで完成したと言えるでしょう。
アイスボーンにおける零距離解放突き
アイスボーンになっても零距離解放突き自体の性能はそのまま。
しかし新要素のクラッチクローが追加されたことで状況は一変しました。
クラッチクローとは遠距離からワイヤー付きの爪を飛ばしてモンスターに貼り付き、好きな部位に移動してぶっ飛ばしや傷つけができるシステムのことです。
スラアクはこのクラッチクローの貼り付きからも零距離解放突きが撃てるようになってました。
今までは近接でモンスターの弱点部位を狙って刺してたところを、遠距離からクラッチクローで適当に貼り付き、弱点部位に移動して零距離が可能に。
しかもアーマーが付与される不動の装衣や一定時間&一定回数無敵の転身の装衣があったので、これを着てクラッチクロー零距離連発が可能になってしまいました…。
このうえ、クラッチからの零距離はスラッシュゲージがわずかでもあれば使えるという仕様…。
これがいわゆるパンパンゼミと呼ばれるゴリ押し戦法です。
またワールド、アイスボーン時代の零距離解放突きは斬れ味消費がほぼないという利点もありました。
正確に言うと最初の突きで1消費しますが、その後のパンパンでは一切消費しないという仕様です。
パンパンゼミ戦法だと斬れ味のケアがほぼ不要なところも大きな問題でした…。
これは開発もやばいと思ったのか、アップデートで追加された一部のモンスターには露骨なセミ対策がされてました。
わかりやすいのはアルバトリオンや歴戦王ネロミェールなどですね。
安易に貼り付くと多段ヒットする攻撃をしてきて一瞬で乙ります。
とはいえ対策されてないモンスターが大半だったのでパンパンゼミがめちゃくちゃ暴れてたのは今も強烈に覚えてます。
誰でもできる安易な戦い方だと馬鹿にされることも多く、真面目にスラアクを使ってる身としては結構つらい時期でしたね…。
ライズ、サンブレイクにおける零距離解放突き
※ライズとサンブレイクの零距離解放突きは特に変わらないのでまとめて解説します。
ライズには装衣もクラッチクローもないから零距離解放突きはもう使い物にならないんじゃないか?と思われましたが、さすがにそんなことはなく性能に大幅な変更がありました。
主な変更点は以下の通り。
・最後の爆発ダメージが肉質無視に
・怯み値90%カットが削除
・斬れ味の消費が見た目通りのものに
・モンスターのエリア移動時に強制的に解除される
・新技の飛翔竜剣で着地の隙を無くして追撃が可能に
一つずつ説明していきます。
まずは1つ目、ハイパーアーマー付与ですね。
ワールドでは装衣なしだと耳栓レベル4しかなかったのが吹っ飛ばされる攻撃でも貼り付けるという大幅強化。
しかし注意点もあります。
モンハンにおけるハイパーアーマーは基本的にダメージ軽減効果も一緒に付いてきますが、零距離解放突きのアーマーには一切ありません。
気をつけないとモロにダメージを食らうので貼り付くタイミングは考える必要があります。
あとはアーマー中でも気絶などは食らうので気絶耐性も付けておいた方がいいでしょう。
2つ目は最後の爆発ダメージが肉質無視になったことです。
肉質無視は会心が発生しないというマイナス点はありますが、このおかげでどの部位に貼り付いてもある程度安定したダメージが見込めるようになりました。
またフィニッシュ爆発の属性ダメージが2倍になってるのも大きなポイントです。
3つ目は怯み値90%カット削除ですね。
実はワールドでは零距離解放突きのダメージは怯み値が90%カットされてました。
このため尻尾などに貼り付いてもなかなか部位破壊できなかったのですが、ライズからそれが削除され逆に部位破壊に適した技となりました。
4つ目の斬れ味消費が見た目どおりになったのは明確な弱体化要素です。
ワールドのころと違い、パンパン部分でもしっかり斬れ味を消費してしまいます。
まぁこれは斬れ味1しか消費しなかったワールドがおかしかっただけですが…。
スラアク自体の手数が増えたのも相まって、ライズのスラアクは一気に斬れ味で悩む武器に。
一定時間斬れ味が消費されなくなる剛刃研磨との相性は抜群なので、ライズでは業物よりこちらが採用されることが多いですね。
5つ目はモンスターがエリア移動すると零距離が強制的に解除されるようになりました。
ワールドのころはモンスターがエリア移動を開始しても、そのまま貼り付いたまま一緒に移動できましたが、ライズからはモンスターのエリア移動開始モーションが発生した瞬間に簡易解放で降りてしまいます。
貼り付きモーションは地形にめりこんだりしても強制的に解除されるので、おそらくバグ対策だとは思いますが、結果的に簡易解放になってしまい与ダメージが減ってるのでこれも弱体化要素です。
モンスターに貼り付きながら移動するのは面白かったのでちょっと残念ですね。
最後は新技の飛翔竜剣で追撃が可能になったところ。
ワールドのころは最大解放すると着地に大きな隙が発生するので、途中でやめる簡易解放が基本でした。
ライズでは簡易解放の威力が大きく落とされたものの、飛翔竜剣で追撃することで着地の隙を完全に打ち消せるように。
飛翔竜剣の爆発も肉質無視なので、非常に強力です。
全体的にアイスボーンの問題点を改善した良調整だったと思います。
サンブレイクになっても零距離解放突きは特に変わりありませんが、相性のいいスキルはたくさん追加されました。
回復カスタムを連想させる血氣や劫血やられ、追加でハイパーアーマーを得られる剛心、特殊な状態とはいえ無敵になれる狂化などの登場により、ライズより更に使いやすくなったのではないでしょうか。
零距離解放突きが上手くできない!各作品ごとのコツを伝授
零距離解放突きは一見ゴリ押しに見えて使って見ると意外と難しい…と感じる人もいると思います。
アイスボーンの場合はクラッチクローで貼り付けばいいだけですが、他作品だとある程度タイミングを計る必要があります。
そこで初心者が失敗しやすいポイントごとに解説していきます。
狙った場所に貼り付くコツは?
なんか零距離刺すと変なところに貼り付くことあるよな
それは零距離の仕様です
実は零距離解放突きは剣を刺した部位に貼り付くのではなく、ハンターから一番近いモンスターの部位に貼り付くようになっています。
だからモンスターの頭の真横から刺すと、大抵の場合前足のほうがハンターから近いため、頭ではなく前足に貼り付いてしまいます。
これを意識して、狙いたい部位の真正面か斜め前あたりから刺してみると上手く成功します。
意外と短い射程に注意しよう
これは零距離解放突きに限った話ではないですが、スラッシュアックスは意外と射程が短いです。
この距離でも当たるだろ!と思って振ると空振りすることがよくあります。
まぁ他の近接武器と比べると長めなんですが、どちらかというと攻撃範囲が横に広く、前方範囲はあんまり長くない感じです。
特大武器だという意識は捨てて気持ち近めで攻撃することをオススメします。
スラッシュゲージの管理を忘れずに
普通に立ち回ってるとスラッシュゲージが足りなくなることはまずありませんが、属性解放突きを使うと大量に消費されます。
使用後は忘れずに回復行動をおこないましょう。
モンスターの目の前でリロードが暴発すると危険です。
飛翔竜剣の追撃をうまく決める方法とは?
ライズ&サンブレイク限定ですが、着地の隙を消して大ダメージを狙える飛翔竜剣の追撃は強力です。
しかしうまく当てるのは結構難しい…。
これのコツは零距離中にカメラを操作してモンスターを見下ろす形にすることです。
こちらの記事で実演動画を交えてもっと詳しく解説してるので参考にしてください。
また爆発の反動で吹っ飛んでる時や、飛翔竜剣の際は無防備なので咆哮などでも撃ち落されます。
これは剛心スキルでアーマーを付与すれば防げるので必ず付けておきましょう。
まとめ
零距離解放突きは一見ゴリ押しに見えがちですが、有効的に使おうとすると結構コツがいります。
特にアイスボーンからライズで大きく仕様が異なってるので、しっかりと把握しておきましょう。
要所要所で的確に零距離を決められるようになれば、スラアク使いとしてより成長できることでしょう。